読書(2) 「好きなことだけで生きていく」 堀江貴文

 当ブログで本を取り上げるのは2回目です。前回述べたようにこのブログでは、行動を促す本、読むこと自体が行動と言えるような本(いつかは読もうと思いながらなかなか手をつけられなかった本)だけを取り上げていきたいと思っています。大事なのはその本によってどれだけ自分の行動が促されたのか、あるいはどれだけその本を読む努力をしたのかということ、つまりどれだけ「始めて」どれだけ「やりぬいた」のかということです。

 

 さて、参考になるようなカスタマーレビューを書く能力もなければ書く気もありませんが、それでも簡単にこの本のことを説明しておきましょう。 

 こちらの本は読者が好きなことを仕事にして楽しく生きていくことを勧める本です。好きなことが出来るなら貧しくてもいい...ではなくて、今の時代は好きなことで稼ぐことが出来る、とホリエモンは主張します。彼自身が成し遂げてきたことを考えると、自己実現を専門とする心理学者や怪しげな著述家の言葉よりよほど説得力があるように感じます。しかし本当にそうでしょうか?

  彼の時代を見る目は確かですし、彼が実践してきたことは彼自身が自己実現していく過程では正解だったのかもしれません。しかし我々はホリエモンではありません。ほとんどの人は彼のように才能があるわけではないし、彼のようにクールではありません。

 この本が自分にとってどれだけ参考になるかはわかりません。それでも僕としては彼の意見には賛同できることも多く、彼の著作はいつも楽しく読ませて頂いております。これからは彼の言うように、もう少し好きなことをやって生きていくことにします(笑)。

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)

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